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彼女の十字架に濡れる瞳―電子書籍

官能小説

学生の宏明は、年上女性の涼乃に一目惚れをしてしまう。なんとか仲良くなりたいと思っているのだが、彼女には人を寄せつけない壁があり、なかなか心を開いてくれない。

落ち込んでいるとき、背負っているものが大きすぎて心が弱っているときは、誰かにやさしくしてもらいたいものです。ただ、よかれと思ってしたことでも、逆に煩わしさを感じさせてしまったり、やさしさではなく同情になってしまうとかえって重荷となってしまいます。

単純に一緒にいたい、一緒にいると何となく気が楽だとか、そういう具合がよいのでしょうが、下心見え見えではバレてしまいます。もちろん何か見返りを求めてしまうのが人間の本質なのかもしれませんが、それを超えた度量や器を備えている、または純粋に相手の立場になって考えられる人にならなければ、人に寄り添うことはできないのでしょう。やさしさの押し売りではなく、自然体で相手を支えることができればよいですね。

彼女の十字架に濡れる瞳(電子書籍)
 著者    葉月奏太
 レーベル  悦文庫
 出版社   イースト・プレス